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エアバックのタカタ倒産の危機に追い込まれる! [自動車]

こんばんわ。

エアバック世界第2位のタカタが、リコール問題で倒産の危機に

追い込まれています。



11月20日のアメリカ上院での公聴会で、リコールの規模を全米

に拡大することを要求し、命令に従わなければ1台7000ドル

(83万円)の制裁金を課すことを決定しました。


制裁金を課すことで、強制的にリコールの届け出をさせる意味合いを

持っているようですね。



タカタは既に900万台分のリコール費用を計上しているようですが、

全米への拡大、さらには日本国内での増加台数を想定すると、倍以上に

リコール台数は膨れ上がる見込み。

250億円の赤字が倍の500億円の赤字に膨れ上がる可能性が或る。


日本ではリコール対象以前の2003年の車種で解体時にエアバックが

爆発をした事故も見つかっており、リコール対象が更に増加する可能性

も出ています。



しかし、それにしても、前代未聞の事態になりそうな勢いですね。


タカタのエアバックの生産能力は1ヵ月あたり45万台分とみても、

900万台で20か月分、倍の1800万台となると、40か月で

3年以上かかってしまう見通し。


実際はエアバックの在庫や既に修理済みもあるので、ここまで日数は

掛らないにしても、最終的な母数が出てこない限り正確には判らない

ですね。


これだけの損失を出すとなると、タカタが倒産しかねない状況に追い

込まれかねません。


赤字を計上するのは一時的なことなので、黒字に回復すればOKです。


でも、ここまで企業イメージが悪化すると、カーメーカーとしては

タカタのエアバックを搭載しないという選択肢を選ぶ可能性があります。


リコールの修理部品をタカタ以外から調達しようとする動きも出ているようです。



タカタは独立系で、本田、トヨタ、マツダ、日産。BMW,ベンツ等々

あらゆるメーカーと取引している現状をみると、系列企業ではないという

部分が今回の場合、最大の弱点になります。



系列であれば、カーメーカーからのテコ入れや支援があったりしますが、

独立系なので、逆にどこからも助けが入らないんですね。




さらには一旦ダウンしたイメージを避ける為に、今後タカタ製のエアバック

の使用をカーメーカー各社が控えるか、設計変更して、エアバックの調達先

を別のメーカーへ替えることも考えられます。


そうなるとタカタは借金だけが残り、売上が回復しないというか受注が激減

して倒産というシナリオの可能性が高いですね。



12月2日までに追加でリコール届を出さざるを得なくなったタカタは、

窮地に追い込まれています。

この1週間はタカタの動静から目が離せない状況にあると思われます。



以上、エアバックのタカタ倒産の危機に追い込まれる!の記事でした。


■■■タカタの関連記事はこちらです。↓■■■

エアバッグのリコール問題でタカタが倒産の危機!

エアバッグのタカタ 株価急落で倒産の危機?!









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